2008年07月19日

痔の原因

一口に痔の原因と言っても様々です。ここに記している事をすべて解消しようとなると、日々努力が必要になります。ですから、少しずつでもいいですので、一つ一つ、クリアしていくようにしたいですね。

①便秘
便秘は、痔の大きな原因の一つです。
便秘をすると、腸内に便がたまり、肛門部を圧迫するようになります。
これは血行が悪くなるだけではなく、排便時に必要以上にいきむ事になり、いぼ痔や切れ痔の原因になります。

②排便時のいきみ
排便時のいきみは肛門を傷つけ、いぼ痔や切れ痔の大きな原因となります。また長時間トイレでいきむことで、肛門への負担も大きくなっています。トイレタイムはなるべく1分以内、長くても3分以内ですませましょう。

③長時間同じ姿勢
長時間同じ姿勢で座り続けると、肛門部がうっ血して、いぼ痔の原因となります。
少なくとも30分に一度はリラックスして、適度な運動を取るように心がけましょう。

④下痢
勢いよく排出されるため、肛門に負担がかかってしまい、痔核や裂肛の原因になります。また、下痢便は肛門のくぼみ(肛門小窩)に入りこみやすく、そこから菌が感染すると「痔瘻」を引き起こすもとになります。

⑤冷え
体の冷えは、血行を悪化させるもとで、肛門部のうっ血を招きます。

⑥刺激物を控える
コショウやトウガラシは、消化されずにそのまま便にまじって排出されるため、肛門の粘膜を刺激します。また、タバコも血管を収縮させる作用がありますので、痔にもよくありません。また、過度のアルコールも血管を拡張して、血流量が増え、うっ血をひどくして痔を悪化させてしまいます。

⑦ストレス
腸はストレスの影響を受けやすく、ストレスと便秘や下痢は密接な関係にあります。
便秘や下痢を防ぐには、ストレスをためこまないことが大切です。
また、ストレスや疲労は全身の血行を悪くしてうっ血を起こしやすくしたり、体の免疫を低下させるもとにもなります。十分な休養をとり、ストレスを上手に発散する方法を見つけましょう。

⑧肛門の不衛生
肛門はいつもきれいにしておきましょう。トイレットペーパーでお尻をふくだけでは、肛門の細かいしわに便がすり込まれてしまい、あまり清潔ではありません。
お風呂や座浴、ウォシュレットで洗うように心がけましょう。
外出時やウォシュレットがない方は、携帯用を購入したり、消毒液をトイレットペーパーに付けて拭くのも効果的です。

⑨妊娠・出産
妊娠中は、大きくなったおなかが肛門部位に大きな負担をかけるため、痔が悪化しやすい時期です。また妊娠中は黄体ホルモンの分泌が増えるため、便秘をしやすくなるとも言われています。また、出産時のいきみで痔になったり痔を悪化させたりする人も多いようです。

痔の原因の続きを読む

2008年07月12日

痔の種類

痔の種類、3大疾患は下記の痔核裂肛痔ろう です。

痔核いぼじ
肛門から直腸下部の周囲にある、細かい血管にうっ血が起こり、腫れて静脈瘤になったものです。肛門の循環障害が原因で、発生する場所で内痔核外痔核といわれます。
肛門の内側にいぼのようなものが出来るのを内痔核、ポタポタと出血しますが痛みは少ないのが特徴です。また、肛門の外側に出来るのが外痔核で、肛門部に丸く突き出て、ズキズキと痛みます。

痔瘻じろう
直腸と肛門の境目にある肛門腺が、硬い便で傷付き、バイ菌が入り、感染により化膿して肛門周囲潰瘍という膿(うみ)の溜まりを作ります。 このうみが大きくなると、肛門の外側に穴が開きうみが外にでき、瘻管という通路ができます。
皮膚が赤く腫れ上がり、排便と無関係に痛みます。熱が出ることもあるのが特徴です。


裂肛きれじ
硬い便が肛門を通過する際に、肛門の出口付近が切れます。排便の時に出血して非常に痛み、排便後もしばらく痛みが続きます。 また、再発して慢性化し、肛門潰瘍(こうもんかいよう)を形成し、その結果、肛門狭窄(こうもんきょうさく)を引き起こします。

痔の種類の続きを読む

2008年07月05日

痔とは

痔とは肛門の病気の総称です。医学上「痔」という病気はありません。
一般的には、痔核いぼじ)、痔瘻じろう)、裂肛きれじ)と大別でき、これらがお尻の病気の90%を占めています。

便秘などで強く踏んばったり、硬い便が通過すると、肛門の周りと便がこすれることで傷が出来てしまいます。
最悪なことにそこに、ばい菌が入ったりすると、その部分に様々な症状が起きてきます。これが痔です。また、長時間同じ姿勢をとったりすると、肛門の周りの血行が悪くなり、症状が悪くなることがあります。一般に痔には薬で完全に治るものと、一旦治ったように見えても小さくなって隠れて、すぐに再発してしまうものがあります。

痔とはの続きを読む

2008年06月28日

女性にも多い痔

痔は、男性に多い病気というイメージがありますが、厚生労働省によると、痔の診察を受ける方の45%が女性だそうです。痔には、男女一律にこの病に悩まされていると言う事になります。

痔のタイプでは、いぼ痔は男女共に多く、女性で2番目に多いのが切れ痔裂肛)です。これは、女性が便秘しやすい事と関係があります。

女性が痔になりやすい要因としては、女性特有の妊娠出産と、痔の最大の原因である便秘症が女性には多いことがあげられます。

もともと女性は、男性より便秘しやすい生活環境にあります。
たとえば、女性は仕事中や外出中に便意をもよおしても、我慢しがちです。
また、スタイルを気にしてダイエットすることが多いので、食事の量が減り、便秘になりやすくなるのです。
さらに、生理前には、ホルモンの作用で腸の働きが鈍くなるので、腸の蠕動運動ぜんどううんどう)が弱くなり便秘になりがちです。便秘になった女性が硬い便を、いきんで無理に出そうとすると、切れ痔(裂肛)になるケースが多いのです。

女性の場合、今まで痔になったことがなくても、妊娠・出産後に痔になってしまう人が多いです。
これは、妊娠中は大きくなった子宮が直腸を圧迫するために、肛門や直腸周辺に集中している細い静脈がうっ血し、痔になりやすくなるためです。また、分娩のときに、いきむので腹圧によって肛門が脱出し、痔になることもあります。

女性にも多い痔の続きを読む

2008年06月21日

痔は日本人に多い病気

痔は、虫歯の次に多い病気で、日本の代表的な病気のひとつです。

日本人の成人の3人に1人は、痔といわれています。
また、自分が痔であることに気がついていない人も多く、検診を行えば、約7割の人に痔が見つかります。

痔は、人に知られたくない場所なだけに羞恥心がわざわいして、一人で悩む人が多いようです。

じつは、「痔は生活習慣病」と言われています。
そのため、世界の痔の治療の主流は、生活指導と保存療法で、手術はほとんど行ないません。特に、欧米での痔の手術率は10%以下です。

と言うのは、直立二足歩行で、うっ血しやすくなった肛門を持った人類が、文明生活において、長時間着席すると言う、動物にはない行動パターンを生み出しました事が発祥と思われます。

そのうえ、動物と違って常にあちこちで糞をするわけにもいきません。
長時間我慢したあげく、すっかり硬くなった糞を、多く排出しなくてはならないのですから肛門にも、大変な負担がかかるわけです。
さらに、暴飲暴食や、体への負担を省みない無理な行動など、多くの要因が絡み合い、いまや日本人は3人に1人が痔を持っているといわれるほどです。

痔は日本人に多い病気の続きを読む