2008年05月24日

痔瘻(あな痔)

肛門から奥に1.5cmくらいのところにある肛門小窩という小さなくぼみから細菌が侵入して膿をため(肛門周囲膿瘍)、膿が出た後に肛門内と膿の出口がつながってトンネル状となり、いつまでも少量の膿が出続ける状態を痔瘻あな痔)と呼んでいます。

症状には以下のようなものがあります。
・蹴りなどがきっかけで、歯状線のくぼみに細菌がはいる
・肛門が炎症を起して化膿し、膿がたまる
・肛門の周りが晴れて、ズキズキと痛む
・重症だと熱ができこともあります。
・膿の出口がふさがっても、またたまった膿がおしりの皮膚を貫通して、肛門の近くに穴が開き膿が外に出てくる
・肛門側の入り口から細菌が侵入して化膿し、腫れや痛み、膿みなどをくり返すことが多い

痔瘻あな痔)は、手術をするしか完治させる方法はありません
膿の出口となった皮膚の傷口がふさがっても、一旦できたトンネルはなくなりません。
症状が落ち着いても治ったわけではなく、痛みや腫れが再発することがあるため油断は禁物です。非常にまれにですが、10年以上治療せず放置しておくと「ガン化」することもありますので、早めに専門医を受診するよう心がけましょう。

また、一般に痔の症状が出たときは患部を「温めて症状を緩和させる」とされていますが、痔瘻(あな痔)の症状が出たら患部を「冷やして症状を緩和させる」よう心がけましょう。
自己判断は禁物です。

痔瘻(あな痔) 最終更新日 2008.05.24